センサリープレイを聞いたことはありますか?
センサリー(Sensory)とは「感覚」という意味。
センサリープレイは、触覚、味覚、嗅覚、聴覚、視覚などの五感を刺激し、育てる遊びとして、海外ではとても人気があります。
メッシープレイ(Messy Play)とも言われ、着替え必須なことも多々ですが、子ども達がとても喜ぶ遊びです。
センサリープレイの効果
センサリープレイ には五感を刺激するだけではなく、様々な効果があると言われています。
脳のシナプスを増やす
誕生から3年間に急激に増加する脳のシナプス。
脳のシナプスは実体験によって増幅されるので、赤ちゃんには色々な種類の「感覚を刺激する経験」をさせることが大切と言われてます。
人間の脳には「臨界期(Critical Period) 」と呼ばれる、その能力を学習できる一番適切な時期があり、その時期を逃すと簡単にはその能力を習得できなくなります。
感覚の臨界期は生まれてからの数年間。
赤ちゃんや幼児には感覚の刺激を与えることが不可欠です。
センサリープレイは赤ちゃんや幼児に欠かせない感覚の刺激を、遊びを通して経験させてあげることができます。
運動能力を高める
つまむ、すくう、埋める、穴に通すなどの細かな運動スキル(Fine Motor Skill)や、運ぶ、押す、引っ張るなどの体を使った運動スキル(Gross Motor Skill)の発達につながります。
リラックス効果が期待できる
センサリープレイの種類
センサリープレイは本当に沢山の種類がありますが、代表的なものを大きく3つに分けてみました。それぞれ「乾いたもの」「濡れたもの」「練るもの」と分けていますが、組み合わせて遊ぶこともよくあります。
乾いたもの
米、豆、パスタ、砂など乾いたものを使った遊び。
- 豆遊び
- 小麦遊び
- パスタ遊び 指先の発達を促そう、パスタで紐通し遊び
濡れたもの
水、泡、油、泥など濡れたものを使った遊び。
- 水遊び
- 泡遊び
- センサリーボトル
- 絵の具
練るもの
粘土、スライム、キネティックサンドなど練って遊ぶもの。
4歳のひめは以前ほどはハマらなくなりましたが、「感覚の臨界期」真っ只中の2歳ぽぽには大人気のセンサリープレイ。
個人的にはセンサリープレイのリラックス効果が一番嬉しいところで、イヤイヤ期の幼児が一人で30分くらい黙々と遊び続けてくれます。
「感覚の臨界期」にいるお子さんにぜひ試してみてくださいね。