子育てをしていると、自分でも信じられないほどイライラしたり、泣きたくなったりすることってありますよね。
思い通りにいかないことばかりで、理想どうりにいかない現実に嫌になったりしたときに、ぜひ読んでほしい英語絵本をご紹介します。
幼児のいたずらにイライラするときに読みたい絵本
Harriet, You'll Drive Me Wild!
作者:Mem Fox
絵:Marla Frazee
推奨年齢:2〜4歳
いたずらっ子のハリエットに手を焼くママ。
ハリエットがいたずらをするたびに、怒鳴りつけないように諭しますが、次第にエスカレートするいたずらに、徐々に言葉が強くなってしまいます。
Harriet, my darling child.(可愛いハリエットちゃん。)
Harriet, you'll drive me wild. (ハリエット、ママは気が狂いそうよ。)
Harriet, sweetheart, what are we to do? (ハリエットちゃん、どうするの?)
Harriet Harris, I'm talking to you.(ハリエット・ハリス、あなたにおはなししてるのよ。)
そして、ついには切れて怒鳴り散らしてしまうママ。
このシーンには共感しかないのです。
我慢して、我慢して、
でもどうしようもなくて、怒鳴り散らしてしまう。
子育てをしていると、きっと誰でもそんな経験があるはず。
最後は、笑いあいながら後片付けをするママとハリエット。
「怒鳴りつけたくなかったけど、そうなってしまった。そんなこともあるのよ。」
と子育てをしているすべての人を応援してくれる絵本です。
ちなみに、この絵本は子ども達も大好き。
怒られるシーンになると、なぜか顔を隠します。
きっと子ども達はハリエットに共感してるんでしょうね。
なんども「読んで。」と持ってくる絵本です。
子育て中に読みたい「泣ける」英語絵本
作:Robert MUNSCH
絵:Sheila McGraw
推奨年齢:5〜6歳
赤ちゃんが生まれてから、巣立って行くまで、母の愛をひたすらに感じる絵本です。
やがて息子は家を出て、自分の家を持ちますが、ママはずっと変わらず歌を歌い続けます。
そんなママも歳をとり、、、
I'll love you forever,
I'll like you for always,
as long as I'm living,
my baby you'll be.
繰り返し歌われる子守唄は、作者の死産したお子さんに捧げられたものだそう。
夫が途中で読めなくなってしまうほど、心を揺さぶられた一冊です。
子ども向けというよりは、大人が読んでより感情移入をしてしまう絵本ですが、我が家の6歳ひめは「ティーンネイジャーになると変なことをする」というシーンが気に入ったようで、何度も読んでいます。
息子がいる方や、パパに特に読んでもらいたい一冊です。
最後に、
子育ては大変だけど、こんな絵本に出会うと心がほっこりして、「また頑張ろう」と思えます。
今回ご紹介したどちらの絵本もYoutubeで見ることができますので、興味のある方はぜひ検索してみてくださいね。