りんごがふたつ

遊びと絵本と、ときどきモンテ

子どもが本好きになる環境づくり

わが家の子どもたちは絵本が大好き。私自身も絵本が大好きなので、子どもたちが絵本を沢山読んでくれるのは嬉しいもの。

 

今日は、子どもが絵本を読みたくなる環境づくりと、絵本を読む時に心がけていることをご紹介します。

 

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本を落ち着いて読める場所をつくる

絵本を沢山読んでもらうためには、絵本を読みやすい環境づくりが欠かせません。取り出しやすく、読んでみたいと思う絵本の置き方や心地のいい空間があれば、絵本を読む機会は増えてきます。

リーディングヌックって何?

海外のお家によくあるのが、リーディングヌック(Reading Nook)と呼ばれる、ゆったりと落ち着いて読書ができる小さな読書スペース。

ヌック(nook)というのは、「部屋の隅」や「隠れ家」を意味します。

リーディングヌックに必要なものは、

  • 心地のいいふかふかのクッション
  • 椅子
  • 本を収納するスペース

海外のリーディングヌックを調べてみると素敵なものが多いので真似できないかも、、と思ってしまいますが、小さな空間でも心地よければ大丈夫。

 

絵本以外にも子どもが好きなものを置いて見てくださいね。ミニカーとか、ぬいぐるみとか。

わが家のリーディングヌック

わが家のリーディングヌックは2箇所。

リビングの小さな空間と、子ども部屋の本棚の前です。

子ども達が静かだなぁという時は、大抵はどちらかに座って絵本を眺めています。

リビングのリーディングヌック

リビングのリーディングヌックはおもちゃ棚のすぐ隣に設けた小さなスペース。

クッションとぬいぐるみ、絵本を入れたカゴを置いただけです。

心地の良い椅子代わりに、クッションを2個置きにしています。

 

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ここの絵本はその時に興味のありそうなものを10冊くらい入れて、子ども部屋の本棚の本とローテーションしています。

 

絵本の表紙が見えやすい浅めのカゴがオススメです。

絵本の表紙が見えるように置くのがポイント♪

全部見えるように置くのが理想ですが、少し表紙が見えるだけでも、背表紙だけより手に取ってくれる確率が高いです。

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一時期リーディングヌックを撤去し、絵本のカゴだけを置いたこともありましたが、このスペースがあるなしで、絵本を読んでいる回数が全然違います。

 

おまけの効果

イヤイヤ期真っ盛りの次女ぽぽが癇癪を起こす時、この場所に座らせると泣き止むので、わが家のカームダウンスポットにもなっています。

 

面白いのが、私の真似をして長女ひめもぽぽを諭す時は、「こっちにきて、ここに座って」とぽぽを座らせて二人でお話をすること。不思議と落ち着いてくるので、リビングのリーディングヌックはかなり重宝しています。

子ども部屋のリーディングヌック

このスペースは本棚の前にお昼寝マットを置いただけです。それでも心地いいのか、ここに座って黙々と絵本を読んでいます。

4歳ひめはここで絵本を読みながら寝てしまうことも。

 

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リビングの絵本かごに絵本を戻すのはできる2歳ぽぽですが、この本棚に本を戻すのは難しいようで、読んだ後は本だらけ。

 

でも、お昼寝マットを置いているおかげか、絵本が部屋中に散乱することがないので、片付けはしやすくなりました。

子どもを本好きにするために心がけていること

子ども達に絵本を読む時に意識していることがいくつかあります。

子どもの興味のあるものを読む

特に絵本に興味のない子には、その子が興味のあるものが描かれた絵本をいくつか用意して、絵本の世界に慣れさせるのが効果的。

 

電車だったり、ライオンだったり、プリンセスだったり。その時々で、子どもの流行りがあるので関心を持ちそうなものを選んでみましょう。

 

わが家では絵本を選ぶのは子ども自身。同じ絵本を繰り返し読むことも多いので、「またそれか、、、」と思うことも多々。

 

1日10回以上同じ絵本を繰り返し読んで、また次の日も同じ絵本を持ってくるので、ある意味苦行です。

 

でも、子どもが好きなものはブームがあるので、時期がきたらまた別の本を読めるようになります。

ゆっくり、はっきりと読む

絵本を読む時の基本かもしれませんが、つい早口で読んでしまう絵本。特に早く寝てほしいときとか、、(汗)

 

子ども達は絵本からたくさんの語彙を学んでいるので、できるだけゆっくり、はっきりと読むように心がけています。

絵を見てお話をする

絵本を読んでいる大人は文字を読んでいて、絵を見ることを忘れてしまっていることもありますが、子ども達が見ているのは絵。

 

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むしろ、お話に集中できないような時は、絵本のレベルが子どもにあっていないので、絵だけを見てお話することも。

 

話の途中で、「これは何?」とか「どうしてこうなってるの?」とか質問されることも多いですが、できるだけ答えるようにしています。

 

子ども達は本当に細かいところまで絵を見ているので、私が気づかされることも沢山あります。

 

絵本の絵はアート。どんな素材で描いてるのか、どんな人が描いているのか。柔らかい絵、シャープな絵、レトロな絵。絵だけを見ているとまた違う絵本の魅力に気づけます。

日常生活と絵本を結びつける

絵本の世界を日常の中に取り入れると、絵本がもっと楽しくなるもの。

 

絵本の中にでてくる登場人物を使ってクラフトをしたり、野菜や果物の絵本を見せながらご飯を食べたり、 絵本に出てくる料理を作ったり、絵本を日常生活の中で沢山活用しています。

繰り返し読む

子どもが気に入っている絵本を何度も持ってくる時は、内心「もうやめて〜〜」と思いながらも、何度も何度も繰り返し読みます。

 

何度も繰り返し読むことで、言葉を理解し、話の内容がわかるようになり、絵本を楽しめるようになるそうです。

 

根気が必要になりますが、ここは少しの我慢。子どもが飽きるまで何度も読むようにしています。

 

以上が、わが家の「子どもが本好きになる環境づくり」でした。

私自身、とにかく絵本が大好きで、絵本の世界に魅了されているので、絵本が好きになる子がひとりでも増えればいいなと思います。