時を遡って昨年の5月。
パプリカを丸かじりしていた4歳ひめが、「この種植えてみていい?」というので、「いいよ。」と答えたのがわが家の家庭菜園の始まりです。
食べていた実から出た種をそのまま植えても実は出ないだろう、と思っていたのですが、それから2週間ほど経ったある日、芽が出ているのを見つけました。
2歳ぽぽと4歳ひめにほぼ任せきりの家庭菜園を初めて約半年。
幼児と幼稚園児の日常生活に家庭菜園があるって素晴らしい!と思ったので、記事にしてみたいと思います。
家庭菜園の素晴らしいところ
植物のライフサイクルを学べる
種を植えて、芽が出て、花が咲いて、実ができて、実が大きくなるのをじーっと待って、ようやく収穫。この一連の流れを毎日観察できるのは、家庭菜園ならでは。
双葉から四つ葉、そして葉が毎日のように増えるのを数えていた初期。
春の訪れと共に、ぐんぐんと成長を始めた頃。
やがて、花が咲き、
花が落ちてしまったのを見て「もうだめだ(泣)お花が落ちちゃったからもう実はならない...」と悲しむひめ。
数日後、可愛い実ができ始めてる!
どんどん大きくなる実。
早く食べたくなるけど、じっと我慢。
赤や黄色に色が変わるのは待ちきれず、ついに収穫の時。
自分で育てたパプリカを手にとっても満足げなひめ。
絵本や図鑑でも学ぶことができる植物のライフサイクルですが、実体験から学ぶのは格別です。
幼児は水やりが大好き
実は水やりの大半をしていたのはぽぽ。
ひめがキンディーに行っている間のぽぽのお仕事になっていました。
「おもい、おもい」と言いながら、ジョウロに水を入れ、一生懸命運ぶぽぽ。
もちろん、ぽぽがやらない日は私が水をあげることもありましたが、基本的に幼児は水が大好き。声をかけると「ぽぽ、しゅるー!!ママ、あっち!」と追いやられていました(汗)
植物の成長と共に、ぽぽの成長も感じる一枚。
- 蛇口をひねる
- 水をジョウロに入れる
- ジョウロを運ぶ
- ジョウロの水を注ぐ
水をあげるという単純なことも、幼児にとっては大きなこと。
指の力、腕の力、体全体の力が必要です。
最初はひとつの鉢に水をあげすぎていたぽぽも、今では均等にすべての鉢に水やりをできるようになりました。そして、腕の力も随分ついて、フラフラせずにジョウロを持っています。
最後に、
すっかり種を植える喜びを覚えたひめは、その後、みかん、きゅうり、たんぽぽの綿毛、落ちていた木の実に入っていた種などを植えています。
どの鉢のどこに何の種が入っているかは不明ですが、芽が出て大きくなった時に、なんの植物かを考えるのが私の密かな楽しみ。
とは言っても、出てきた芽のうち実になるまで育つのはわずか。
家庭菜園の難しさも感じつつ、今後も植物の成長を見守りたいと思います。
ちなみに、わが家では乾燥もさせずそのまま植えています(種を植える前に洗っているかすら不明)。かなり適当な家庭菜園です。
必ず芽が出る保証はありませんが、市販の種や苗がなくても、鉢と土、冷蔵庫に入っている食べものの種でできるので、ぜひ試して見てくださいね。