りんごがふたつ

遊びと絵本と、ときどきモンテ

物を投げる子どもに試したい「割れる・割れない」の分類遊び

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「投げる」ということを覚えてから、楽しい時だけでなく、イライラしたり怒っている時も物を投げることがよくあったわが家の2歳ぽぽ。

 

繰り返し、投げていいものとダメなものをその都度説明していると、以前よりはなんでも投げなくなって来ましたが、丁寧に扱う姿勢はゼロ。いくつの食器をダメにしたことか(泣)

 

それでも、いつも私が「それは割れやすいから、そーっと触るんだよ。投げたり落とさないように。」と言っていたせいか、「これガラス?われる?」とよく尋ねてくるようになりました。

 

それなら、いっそのこと素材を覚えて、割れるものと割れないものを把握してもらおうと、ちょっとしたアクティビティをしてみました。

割れる・割れない

紙に「プラスチック・金属・木・ガラス・陶器」と書き、家にあるものを5つのカテゴリーに分けてもらいます。

 

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分けるのを率先してしてくれたのは4歳ひめ。

 

数種類の素材が入っているものや、金属のように見えるけどプラスチックのものがあったり、ひめにとっても、物の素材を知るいい機会になりました。

 

実際に分けたものをみながら、

  • ガラスと陶器は割れやすいこと
  • 木は割れにくいけど、場合によってはヒビ割れること
  • 金属が一番強いこと

 を確認しました。

 

そんな話をしているうちに、ガラス製品を本当に割ってしまったぽぽ。


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「しまった」と罰が悪そうな顔をしていましたが、すかさず「ガラスはこうやって割れるんだよ。割れた時はこんな風に破片が散らばるし、ガラスの尖ってるところが刺さると、血が出るから触らないように。」と説明しました。

 

普段何かを割ってしまった時は「触らないように」だけ言い、すぐに片付けてしまっていたので、こうやってじっくりお話ができていい機会になりました。


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実際に割ってしまったからなのか、この分類遊びのあとは、ガラスや陶器を持つ時はそーっと丁寧に扱うようになったぽぽ。

 

お気に入りのソルトミルは割れてしまったけど、いい勉強になったようです。

 

物を投げる子どもに伝えること

1歳半をすぎた頃から物を投げるブームがやってきたぽぽ。 

 

この時期の子どもは「物を投げる」という動きを学んだばかりで、その欲求をただ満たそうとしているだけ。

 

強く叱っても「なんかママが怖い顔で怒ってる。」というネガティブな感情が残るだけだそうです。

 

なので、「物を投げる」という行動で困っている時は、

ただ「やめなさい」と叱るのではなく、「このボールは投げてもいいよ。」柔らかいボールを渡したり、お外の安全な場所で石投げをしたり、代替え案を与えてあげるといいそうです。

 

そして、本は読むものであること、食器はご飯を食べるものであること、など割れるものがあることを根気強く教え続けると、子どもは投げてもいいものとダメなものがあることを少しずつ学んでいきます。

 

割れると危ないこと、

割れると元に戻らないこと、

割れるとがっかりすること、

 

子どもは自分で経験し、覚えていきます。

 

この分類遊びは子どもの経験値をあげるちょっとした遊びです。ぜひ、試して見てくださいね。もちろん、お気に入りのものは渡さずに...😅