幼児とお散歩をすると、すぐに抱っこをせがまれたりすることはありませんか?
お散歩が心にも身体にもいいのは知っているけれど、子どもが全然歩いてくれない!と言う時の、幼児のお散歩のコツをご紹介します。
目的地を決めない
今日は何キロ歩こう、とか
あそこの公園まで歩こう、などと目的地を決めないこと。
特に小さな1歳〜2歳前半くらいの子は「歩くこと自体」が楽しい時期。
子ども主体に歩いてもらうと、思いの外たくさん歩いてくれます。
子どもを待つ
排水溝をのぞいたり、
道端のお花を摘んだり、
歩いているアリを見つけたり、
ときには死んだ虫を見つけたり。
好奇心赴くままに何かに夢中になっているときは、そっとしておきます。
「まだ〜??」と思わず言ってしまいそうになる気持ちをぐっとおさえて、ひたすら子どもを待ちます。
前に進んだり、後ろに戻ったり、途中で止まったり。
子どもに合わせるのも、目的地を決めないお散歩だとそんなに難しくありません。
自然を楽しむ
いろんな色の落ち葉を拾ったり、
タンポポを摘んだり、
木の実を集めたり。
自然にあるものを見て、匂いを嗅いで、触って。
たくさん拾ってくるので、バスケットを持って行くこともあります。
写真は色別ネイチャーハンティングをしたときのもの。
おうちに帰ってから、お散歩で集めた自然のものをつかってクラフトするのもまた楽しい。
目的地のあるお散歩
目的地があるお散歩で、抱っこをせがまれたときは、ちょっとしたゲームをしながらお散歩をします。
「向こうに見える電信柱まで行ったら、抱っこするよ。」
「赤い車が停まっているところまで抱っこするね。」
と先にある目印まで歩いてもらったり、歌を歌ったり、
山の中でハイキングをしてるときなんかは、木の陰に隠れてかくれんぼをしたり、
お話ができるようになってきたら、しりとりをしたり、I Spy ゲームをしたり。
目的地のないお散歩よりはハードルが上がりますが、子ども自身が楽しんでいるといつの間にか目的地に近づいています。
手をつながない問題
いつでも手を繋いで歩いてくれていた長女ひめと対照的に、手を繋ぐのを常に拒否していた次女ぽぽ。
ふりほどく、暴れる、と本当に困ったさんでしたが、効果的だったのは、「手首ロック」
私の人差し指、中指、薬指を掴んでもらい、薬指と小指で手首を掴むと、振りほどかれそうになるのを阻止できます。
そして、もうひとつはあらかじめの約束。
- 道路では手をつなぐ
- つながないなら、抱っこするか、帰る
ことをお出かけ前に伝えます。
その上で手を振りほどき、抱っこしても暴れるときは、抱きかかえて帰宅していました。
それを何度も繰り返すうちに、
「手をつなぎたくない、けど抱っこもいやだし、帰るのもいや。しょうがない...手をつなぐか...」と言う感じで、しぶしぶ手をつないでくれるようになりました。1歳半頃のお話です。
今は3歳になりましたが、今も基本は手をつなぐのはそんなに好きではないようで、自由にしていたい性格です。
手をつながない問題は、本当に子どもの性格によると思うので、「手をつなぐのいや〜!!」ってお子さんをお持ちの方は、根気強く頑張ってみてくださいね。どうしようもなければハーネスもありだと思います。命には代えられない。
そんなわけで、幼児のお散歩のこつをまとめてみました。
どなたかのお役に立てれば嬉しいです。